この度、当山恩楽寺本堂の屋根裏におきまして、主梁への深刻なシロアリ被害が判明し、大規模な修復事業を執り行うこととなりました。

 当山の本堂は、先の大戦における模擬原子爆弾の爆風を受け、南側へと傾きました。先達たちは、その傾いた姿こそが戦争の悲惨さと平和の尊さを無言のうちに語り継ぐものであるとし、あえて傾きを残す形で80年間保存し続けてまいりました。その願いを受け継ぎ、私たちは東住吉区田辺の重要な戦跡であり、聞法道場であるこの本堂を未来へ残すため、「大屋根を修復しつつも、爆弾被害による本堂の傾きはそのまま残し、外骨格(外部構造)によって耐震補強を施す」という、特殊な修復工事を敢行することを決断いたしました。

 この「非戦の象徴」を次世代に繋ぐことは、今を生きる私たちの宿縁であり、また大きな喜びでもあります。

 つきましては、本堂修復記念事業として「天井絵」の募集をいたします。 新しくなる天井に皆様の想いを描くことは、修復に御寄進いただいた方の御芳名を、恩楽寺の歴史として後世に永く留めることでもあります。

 傾きながらも立ち続ける本堂を、外側と内側、双方から支えるための浄財を賜りたく、門徒の皆様、そして有縁の皆様に伏してお願い申し上げます。















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